龍紀伝に際する誘発忘れのポリシー変更についての勝手な補足+具体例
2015年3月24日 MTG:その他 コメント (2)なんか話だけが一人歩きしているので。
ソースはジャッジフォーラムってやつ?
http://blogs.magicjudges.org/telliott/2015/03/23/dtk-policy-changes-for-judges/
誘発忘れの話は一番最後のほうにあります。
下線で示したように、順序違いの連続行動(out-of-order sequencing)が認められることは、明記されています。
だから、巷で騒がれているように、トークンを探すのを後回しにすると誘発忘れになるというようなことは、少なくともこの文書を見る限り起こりません。
どうしてこのような誤解が広がったのかというと、原文中では一貫して"appropriate time"と表現されているところを、下記のツイートで「解決時」と訳してしまったことが原因かと。
翻訳の意図はわかるけど、結果的には完全に誤訳かなーと。
https://twitter.com/suzuken/status/580157816746291200
ポリシー変更の意図としては、今までのポリシーだと解決前に「誘発した」と宣言してあれば、誘発忘れとして扱うことができないので、
本来の解決タイミングを大きく過ぎていても出し忘れたトークン等を出すことができてしまうという点が問題視されたというわけです。
今回の変更の具体例
基本的にプレイヤーAが《僧院の導師》をコントロールしている想定で。
便宜上、果敢の誘発は無視します。
・変更前も後も誘発忘れな例
A「そちらのターン終了時に《稲妻の一撃》本体」
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「トークン出すの忘れてるよ」
誘発能力は誘発から、効果が現れるまでに間に宣言されなければならない。
・変更前は誘発忘れにならなかった例その1
A「そちらのターン終了時に《急報》撃って《僧院の導師》誘発します。」
B「《急報》解決までどうぞ。」
Aが兵士トークン2体出す。
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「モンクトークン出てないよ」
A 「誘発は宣言したんで、今出します。」← これが認められなくなる
・変更前は誘発忘れにならなかった例その2
A「そちらのターン終了時に《稲妻の一撃》本体。《僧院の導師》誘発します。」
B「トークンスタックで、《僧院の導師》に《稲妻の一撃》。」
A「《僧院の導師》死にました。アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「モンクトークン出てないよ」
A 「誘発は宣言したんで、今出します。」← これが認められなくなる
上記2つの例において、今までは能力解決前に誘発を宣言していたため誘発忘れは適用されず、Aはトークンを問答無用で出すことができていた。それに対し、今回の変更後は、誘発忘れとして処理され、モンクトークンが出るかどうかはBが決めます。
・変更後も誘発忘れとならない例その1
A「そちらのターン終了時に《急報》撃って《僧院の導師》誘発します。」
B「《急報》解決までどうぞ。」
Aが兵士トークン2体出して、モンクトークン1体出す。
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
後に解決した《急報》のトークンを先に出したからといって誘発忘れにはならない。
・変更後も誘発忘れとならない例その2
A「《女王スズメバチ》出して、トークン出てターンエンド。」
Bのターン進行中にハチトークンを用意する
エンド宣言後にすぐトークン準備に移ったならば、出すのを忘れているとは普通見なさない。
こんな感じで。
自分はジャッジではないし、最終決定権は各トーナメントのヘッドジャッジにあるので、細かいケーススタディについては答えかねます。なんか間違いあったら指摘ください。
ソースはジャッジフォーラムってやつ?
http://blogs.magicjudges.org/telliott/2015/03/23/dtk-policy-changes-for-judges/
誘発忘れの話は一番最後のほうにあります。
Now, acknowledgement of a trigger that changes the physical state of the game is done by… changing the physical state of the game at the appropriate time (with the usual flexibility for out-of-order sequencing). (下線は引用者)
下線で示したように、順序違いの連続行動(out-of-order sequencing)が認められることは、明記されています。
だから、巷で騒がれているように、トークンを探すのを後回しにすると誘発忘れになるというようなことは、少なくともこの文書を見る限り起こりません。
どうしてこのような誤解が広がったのかというと、原文中では一貫して"appropriate time"と表現されているところを、下記のツイートで「解決時」と訳してしまったことが原因かと。
翻訳の意図はわかるけど、結果的には完全に誤訳かなーと。
https://twitter.com/suzuken/status/580157816746291200
ポリシー変更の意図としては、今までのポリシーだと解決前に「誘発した」と宣言してあれば、誘発忘れとして扱うことができないので、
本来の解決タイミングを大きく過ぎていても出し忘れたトークン等を出すことができてしまうという点が問題視されたというわけです。
今回の変更の具体例
基本的にプレイヤーAが《僧院の導師》をコントロールしている想定で。
便宜上、果敢の誘発は無視します。
・変更前も後も誘発忘れな例
A「そちらのターン終了時に《稲妻の一撃》本体」
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「トークン出すの忘れてるよ」
誘発能力は誘発から、効果が現れるまでに間に宣言されなければならない。
・変更前は誘発忘れにならなかった例その1
A「そちらのターン終了時に《急報》撃って《僧院の導師》誘発します。」
B「《急報》解決までどうぞ。」
Aが兵士トークン2体出す。
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「モンクトークン出てないよ」
A 「誘発は宣言したんで、今出します。」← これが認められなくなる
・変更前は誘発忘れにならなかった例その2
A「そちらのターン終了時に《稲妻の一撃》本体。《僧院の導師》誘発します。」
B「トークンスタックで、《僧院の導師》に《稲妻の一撃》。」
A「《僧院の導師》死にました。アンタップ、アップキープ、ドロー」
B「モンクトークン出てないよ」
A 「誘発は宣言したんで、今出します。」← これが認められなくなる
上記2つの例において、今までは能力解決前に誘発を宣言していたため誘発忘れは適用されず、Aはトークンを問答無用で出すことができていた。それに対し、今回の変更後は、誘発忘れとして処理され、モンクトークンが出るかどうかはBが決めます。
・変更後も誘発忘れとならない例その1
A「そちらのターン終了時に《急報》撃って《僧院の導師》誘発します。」
B「《急報》解決までどうぞ。」
Aが兵士トークン2体出して、モンクトークン1体出す。
A「アンタップ、アップキープ、ドロー」
後に解決した《急報》のトークンを先に出したからといって誘発忘れにはならない。
・変更後も誘発忘れとならない例その2
A「《女王スズメバチ》出して、トークン出てターンエンド。」
Bのターン進行中にハチトークンを用意する
エンド宣言後にすぐトークン準備に移ったならば、出すのを忘れているとは普通見なさない。
こんな感じで。
自分はジャッジではないし、最終決定権は各トーナメントのヘッドジャッジにあるので、細かいケーススタディについては答えかねます。なんか間違いあったら指摘ください。
コメント
ありがとうございます!